社長ブログ

【こおろぎ】が届きました

(2008年02月06日)

こおろぎ目標を達成するコツ

昨年の12月号では、「一年に一つテーマを決めて成長しよう!」という内容を書きましたが、皆さんは今年一年のテーマを決めたでしょうか?

「これまでいろいろと目標を決めてみたが、なかなか目標が達成できない」という方の多くは、「今の自分」のままで「目標を達成」しようとしている気がします。

例えば、何も運動をしていない人が、100kmマラソン完走するという目標を掲げたとしても、やる気や気合で100kmを走りきることは出来ません。当たり前のことですが、100kmを走りきりたければ、100kmを走りきれる自分になることが必要です。

マラソンを例に出すとほとんどの方が納得してくれるのですが、いざ営業成績になると、やる気と根性で達成しようとしている人が多いのではないでしょうか?行動量が増えれば、多少の成果は出るかもしれませんが、その人のコミュニケーションや働きかけが上達しなければ本質的な問題は解消せず、これからも苦労が続くだろうと思うのです。

先日、「彼女が出来ない」と相談に来た青年がいましたが、彼は彼女とうまくいかなかったのは、自分が用意したプレゼントのせいだと思っていたようで「プレゼントを変えたほうが良かったでしょうか?」と言っていましたが、私はプレゼントではなく、自分を変える必要があるだろうと思うのです。

もちろん環境や交際相手によって、自分が変わることはありますが、そうしたことを期待しているようでは自分の人生を自分で拓くことは出来ないでしょう。
人生がうまくいっている人は、100kmマラソンを完走するという目標ではなく、100km走りきれる自分になることを目指しているのです。

(ポイント1)
「今の自分」と「現状」は1セットです。今の自分のままで理想を追うのではなく、理想に合う自分を目指すべし。

人には誰にも特性があります。甘いお汁粉に塩を入れると甘みが引き立つように、自分の特性に何らかの特性を加えると、その人の持っている特性が魅力として輝くものです。
そのため、「一年で一つのテーマを決める」というとき、私はお汁粉の「塩」を身につけることを勧めています。
しかし、自分の体臭に自分は気付きにくいように、自分では自分にとっての「塩」が分かりにくいものです。そうした人は、人生がうまくいっている人にアドバイスをもらうと良いでしょう。会社の上司や親は、その子の特性を見抜いて、その子に合った「塩」を教えてあげてほしいと思います。

(ポイント2)
「一年に一つ」のテーマは、自分の特性を生かす「塩」(ポイント)に絞るべし。

自分にとっての「塩」が決まったら、そのことの名人を探して、そのやり方を真似したり、人にチェックしてもらうことです。自己流でやっていたら、いつか自分のやり方に戻ってしまうものです。
面倒くさくなるかもしれませんが、考えなくても苦でなくやれるようになったとき、「身についた」と言えると思います。身につくまで繰り返しましょう。

(ポイント3)
模範を見つけて真似をするべし。身につくまで繰り返すべし!

杉井保之氏「こおろぎ」より

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